HTML5勉強会に参加しました

昨日はHTML5の勉強会に参加してきました。HTML5とはWHATWGおよびW3Cが次世代のHTMLとして策定をすすめているHTML仕様です(HTML5.JPより抜粋)。HTML5によって何が変わるかというとデザイナーの点から言うと「Canvasタグのサポート」と「videoタグの搭載」というところが大きいでしょうか。Canvasタグを使用するとベクターグラフィックを簡単に扱うことができます。例えば斜めに線を引くというようなことがHTMLタグのみで実現できます。現在は別途画像を用意する必要がありますよね。また現在動画を再生するためにはFlashWindows Media Playerといったプラグインが必要です。しかしvideoタグを使うことでブラウザのみで対応することができます。いずれYouTubeもvideoタグになるという話もあります。HTML5の利点についてはシステム開発の方

というようにすごく期待の大きいHTML5ですが、現在のところInternet Explorer 8は対応していません。他のモダンブラウザは対応しています。この辺がマイクロソフトの閉鎖的に感じるところですね。IE8でようやくWeb標準に準拠したといいつつも対応が中途半端に感じてしまいます。

さてこんなHTML5ですが、昨日参加した勉強会ではHTML5のバリデート(HTML5の仕様に基づいているかエラーチェックをするツール)に関する講義とマイクロフォーマット/マイクロデータに関するお話となります。時間は19時よりグリー株式会社の会議室で行いました。特に出欠確認とかもなく各自好きなところに着席をします。周りを見るとMacの比率とiPhoneの所有率が高い。そしてほぼ男ばかり。定刻よりやや遅れての開始でした。


W3CのMike(tm) Smithさんによるバリデートに関する解説と裏話。自分はシステム開発者ではないので詳しく解説はできないのですが、HTML5のチェックツールがあることを初めて知りました。(→HTML5バリデータ

MikeさんにはW3Cのステッカーをいただきました。どうもありがとうございます。


次はWebデザイナーのOli Studholmeさんによるマイクロフォーマット/マイクロデータに関する解説です。マイクロフォーマット/マイクロデータを使用したことがある人を聞いたところ、ほとんどの方が使用経験、認知していました。自分は不勉強のためほとんど知識がありませんでした。恥ずかしい。。実際にマイクロフォーマット/マイクロデータのタグを見てみると細かいマークアップが必要となります。自分の立場で考えるとマイクロフォーマットを使用することでどのような利点があるのかが明確にならないと導入を勧められません。ウィキペディアでマイクロフォーマットを調べてみると「通常のHTMLページにマイクロフォーマットを埋め込むことで、ウェブクローラなどのプログラムがイベント情報やレビューなどをウェブページ上から見つけ出すことができる。」とあります。クローラーに適切に情報を伝えることでSEOとしてメリットが出せるかもしれないですね。もう少し勉強してみます。

さて勉強会に参加してみて感じたことは、とにかくまずはHTML5でサイトを作ろうと思います。やってみないとわからないので。ゆくゆくはデザイナー向けのHTML5のサイトも作ろうかなと思います。

参考資料